このシリーズは久しぶりに更新です。
SebastianとJulia。
人生という時間をどのように過ごすか、そんなことを考えさせてくれる出会いです。
彼らは結婚して、これからの人生を考えた時に、子供ができりしたらなかなか行けなくなるからと、仕事を辞め世界への旅を始めました。1年半の旅だそうです。すでにインド、ネパールや東南アジアを数ヶ月かけて旅をして、旅に出て8ヶ月目の現在は日本。日本に3ヶ月半もいるそうです。日本に来て2ヶ月経ち、沖縄から徐々に北上してきて、九州で日本の自然とハイキングにはまり、当初1ヶ月の日本滞在の予定をビザなし3ヶ月Maxの90日に延長し、日本の美しい自然を全て見ることにしたそうです。白馬経由でここ北アルプスの乗鞍に滞在。この後東京などに寄って北上しゴールは北海道。日本の後はインドネシアにまた1ヶ月ほど、その後はニュージーランド、その後はまだ決めてないそうです。
Raichoに来た理由は、Japanese Alpsで滞在する場所を探していたとのこと。しばらく日本アルプスの山の中でハイキングをしながらゆったりと過ごしたかったそうです。
8月16日に来た彼らは、21日まで滞在し、多くのゲストとゲストキッチンでいつも楽しく会話をしています。そしてその間にまず乗鞍エリアや他のゲストに連れられて松本を満喫しています。
こちらは毎日賑やかなゲストキッチンの様子
こちらはRaicho星空ツアーの様子
21日から23日までは上高地に行って、涸沢でキャンプし、奥穂高に登頂もして、今日は再びRaichoに帰ってきました。26日まで滞在します。
みなさん、このように1年以上も世界を旅している人に気になることってありません?
生なましい話ですが、それは「お金」
今回私は聞いちゃいました。
今回の旅のbudget(予算)は?
一人、月12万。要するに1日4000円の計算ですね。
仕事を辞める1年前から旅行のために本格的に貯めはじめ、これまでの貯金と合わせて旅に出ているそうです。自分も去年タスマニアに行った時は1日4000円くらいでした(交通費除く、彼らは含む)。彼らは、インドや東南アジアでは一月5,6万くらいで過ごせたらしく、日本のためにお金をセーブできたと言っていました。日本は一人月12万で旅をするのはなかなか難しいようで、その時セーブしたお金を使っているらしいです。
Y:「旅が終わったらどうするの?」
S&J:「まだ決めていない、旅はまだ半年以上ある、旅の最後の1ヶ月くらいで探し出すよ」
かっこいいですね〜〜〜〜〜〜〜
この仕事を始めてからつくづく思うこと、
それは、日本人に比べて海外の人は自分のことをとても大切にしているということ。
自分を大切にしている=自分勝手のような風潮もあるこの日本。でも、多くの自分を大切にしている人と出会って思うことは、自分を大切にしている人たちは、穏やかで本当に優しい人たちであるということ。当たり前ですが、「自分のことだけしか考えない」というのと「自分を大切にする」というのは、全然違いますね。
彼らはこの日本の3ヶ月滞在の後に、私よりも日本の自然を見て、私よりも知っているのではないでしょうか。彼らは寝袋持参でRaichoのドミトリーに宿泊し、毎日自炊し、1日4000円以下の節約の旅をしていますが、心は誰よりも豊かに見えます。
もう一度彼の美しい写真を。
夏のピークシーズンも終わり、紅葉シーズンまでの平日はゆったり滞在できるようになります。
自分を大切にする時間を作って、Raichoで滞在してみませんか?
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